楽天は医薬品や健康食品、化粧品などをインターネット販売するオンラインドラッグストアのケンコーコムを子会社化する。
ケンコーコムが６月に実施する第三者割当増資を約15億円で引き受け、40.75％を出資する。楽天は投資子会社のＲＳエンパワメントを通じてケンコーコムに11.0％を出資しており、増資後の出資比率は約52％となる。
ケンコーコムは楽天が指名する４人の取締役を迎え入れる予定。ケンコーコムの2012年３月期の業績は売上高が171億円で過去最高を更新したものの、営業損益は５億円の赤字で２期連続の営業赤字となっている。送料が無料となる買い上げ金額を引き下げたことによる物流コスト負担の増加などが営業赤字の要因で、今後は楽天との物流システムの共同運営を検討するなどして業績の立て直しを図る。