楽天はブラジルでインターネットショッピングモール(仮想商店街)事業をスタートした。4月24日付けでインターネット上に「Rakuten.com.br Shopping」(ラクテン ショッピング)を開設、日本の「楽天市場」と同様、さまざまな業態の店舗がネット上のモールに集まる形式。年内には出店店舗数を800店舗に増やし、サイト全体での取り扱い商品数を200万点にまで拡大することを目指す。
楽天によれば人口約2億人のブラジルでインターネット利用者数は8000万人と南米最大規模。EC(電子商取引)分野においても非常に大きな成長が見込まれる。同社は昨年6月、現地のネット通販会社を買収、仮想商店街の開設準備を進めてきた。
楽天は先日、現地企業との合弁で進めてきた中国での仮想商店街事業から撤退すると発表したが、現在9ヵ国・地域で展開している事業を将来的には27ヵ国・地域にまで拡大するなど海外事業を成長の柱としていく方針だ。