中期経営計画の重点課題の一つとしてシニア層向け商品・サービスを強化する「シニアシフト」を掲げるイオンは3月28日、その具体策の一部を公表した。
4月25日にオープンする「イオンモール船橋」(千葉県船橋市)では、デザイン性の高い老眼鏡を取り揃え、遠近両用眼鏡が当日仕上がるイオン直営の眼鏡専門店「オプトバリュ」の1号店を出店する。また、韓国・LG生活健康社との協業による40代以上のスキンケアブランド「ザ・ゴールデンショップ」も新たに販売する。
売り場においては高齢者にもわかりやすいよう商品POPの文字を拡大したり、店内の案内表示を大型化したりする。こうした対応は順次、他店にも広げていく。
また、サービス面では電話やファックスで注文を受け付け、ネットスーパーと同じように自宅まで商品を届ける「とどくんです」や65歳以上限定の特典がある電子マネー「ゆうゆうWAON」などを強化。シニア層の意見を収集するために、「ゆうゆうWAON」のカード保有者を対象としたモニター制度も導入する予定だ。