イトーヨーカ堂は1月27日、北海道で専用農場を運営する農業会社「セブンファーム北海道」(上川郡東川町)を設立する。専用農場の運営は全国で5ヵ所目。農場面積は約20ヘクタール、初年度の収穫量は約1000トンと同社としては過去最大規模となる。
ブロッコリーや大根、かぼちゃ、にんじんなどの露地野菜を中心に栽培し、ほぼ全量を北海道内のイトーヨーカドー全12店舗で販売する。店舗から出た食品残渣(生ゴミ)をリサイクルして、肥料として専用農場で活用する循環型の農業を行う。
同社は2008年8月に初の農業生産法人を千葉県富里市に設立して以来、現在まで茨城県、神奈川県、埼玉県の計4ヵ所で専用農場の運営を行っている。最終的には全国10ヵ所にまで広げる予定だ。