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【日本SC協会】11年のSC開業は54ヵ所で横ばい、平均規模は拡大

 日本ショッピングセンター(SC)協会がまとめた2011年のSC開業動向によると、新規に開業したSCは54ヵ所で前年と同数だった。不動産ミニバブルといわれた07年には97ヵ所、バブルが弾けた08年には88ヵ所が開業したが、09年に57ヵ所と急減して以降、3年連続で50ヵ所台が続く。

 

 ただ、「JR博多シティ」(福岡市、店舗面積8万1400平方メートル)、「あべのキューズタウン」(大阪市、6万9000平方メートル)など大型SCの開業があった影響で、平均店舗面積は前年より約16%拡大し、1万9201平方メートルとなった。

 

 今後10年間で日本の人口は444万人減少すると推計されるなど、SC業界にとっても厳しい状況が続くが、協会側は東アジア方面を中心とした訪日外国人需要などに期待がかかるとしている。

 

 なお、同協会では12年1月18~20日の3日間、横浜市の「パシフィコ横浜」で協会各社が出展する展示会を兼ねた全国大会を開催する。