日本フランチャイズチェーン協会がまとめた主要コンビニエンスストア10社の12月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.3%増とタバコ増税前の駆け込み需要があった9月を除いて年間で最も高い伸びを示した。
既存店ベースの客数は1.3%増で2ヵ月連続のプラス、客単価も1.9%増の609.4円と3ヵ月ぶりのプラスとなった。商品部門別の売上高(全店ベース)では、増税により一時的に減少していたタバコの売上げが戻り非食品の売上高が8.5%増と大きく伸びたほか、弁当など主力の日配食品も5.3%増と堅調だった。
企業別の既存店売上高は、ローソンが3.9%増と2ヵ月連続のプラス。ファミリーマートとサークルKサンクスは1.0%増で3ヵ月ぶりのプラス。ミニストップも4.2%増で3ヵ月ぶりにプラスとなった。
なお、10年1~12月の年間累計では主要10社の既存店売上高は0.8%のマイナスだった。タスポ効果の反動で1~5月に前年割れが続いたのが響いた。