日本チェーンストア協会がまとめた会員企業62社の2010年度(10年4月~11年3月)の売上高は12兆3662億円で、全店ベースで前年度比2.6%減、既存店ベースでは1.4%減となった。売上高の前年割れは全店ベースで7年連続、既存店ベースでは14年連続となる。
四半期ごとの売上高(既存店ベース)を見ると、10年4~6月期は3.9%減、7~9月期は0.9%減、10~12月期は0.9%減と前年割れが続いたが、11年1~3月期は0.3%増とプラスに転じた。
4月以降の新年度の売上高については、東日本大震災後の消費自粛ムードがいつまで続くか、あるいは夏場の電力不足による営業時間短縮の動きがどこまで広がるかといった点に大きく左右されそうだ。