平和堂(滋賀県彦根市)は、100%子会社の平和堂東海(愛知県一宮市)を7月21日付けで吸収合併すると発表した。平和堂は2004年6月に愛知県を地盤に大型スーパーを展開するグランドタマコシの小売事業10店舗を買収、その後、2005年9月に買収したヤナゲンストアーと06年7月に経営統合し、平和堂東海を設立した。
平和堂東海は愛知・岐阜の両県で18店舗を展開しているが、営業損益の赤字が続き債務超過に陥っている。このため、本体に吸収合併することで後方部門の統合や仕入れ・物流などの効率化を図り、経営を強化する。平和堂東海の2009年2月期の売上高は297億円、営業損益と最終損益はいずれも5億7000万円の赤字となっている。
また、平和堂が発表した2009年2月期の連結業績は営業収益(不動産収入を含む売上高)が前期比2.1%減の4122億円、営業利益が11.4%減の120億円、純利益が16.9%減の52億円だった。