家電量販店2位のエディオンは10月1日付けで、東西の地域子会社を吸収合併する。同社は昨年10月1日付けでデオデオとミドリ電化を合併させてエディオンWESTを発足、また、エイデンをエディオンEASTに社名変更。西日本の店舗をエディオンWESTが、東日本の店舗をエディオンEASTが運営する体制としていたが、本体に吸収することで経営の効率化を図り、収益力の向上を目指す。
10月以降は、エディオンが「デオデオ」「ミドリ電化」「エイデン」「イシマル」の4つの店舗名で展開する家電量販店を直営、地域別のカンパニー制を導入して運営に当たる。「100満ボルト」の店名で北陸と北海道で店舗展開する連結子会社のサンキューは、エディオンの子会社として残す。
なお、同社の2010年3月期連結決算は売上高が前期比2.1%増の8200億円、営業利益は8.5倍の105億円だった。一部取引先の仕入割引(リベート)を営業外収益から売上原価に含めて処理することに変更したことで売上総利益率が増え、販売管理費を抑制した効果もあって大幅な営業増益となった。経常利益は66.9%増の196億円、純損益は93億円(前期は135億円の赤字)だった。営業利益と純利益は過去最高益を記録した。