ドン・キホーテは2010年6月期の連結業績予想について、営業利益を従来予想の180億円から195億円(前期比13.6%増)、純利益を100億円から108億円(同26.3%増)にそれぞれ上方修正した。売上高は従来予想のまま4970億円(同3.4%増)で据え置いたが、経費削減効果で増益幅が広がりそうだ。
同社が発表した09年7~12月期の業績は、売上高が前年同期比2.7%増の2506億円、営業利益が33.8%増の111億円、前年同期にデリバティブ取引による評価損、有価証券評価損を営業外費用、特別損失として計上していたこともあって純利益は約3倍の61億円に増えた。
セグメント別の営業損益は、ディスカウントストア事業が92億円の黒字、総合スーパー事業(長崎屋)が3億円の赤字、テナント賃貸事業が22億円の黒字、その他事業が2億円の黒字だった。