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【吉野家HD】値下げ競争の影響などで営業利益は5000万円の赤字

 吉野家ホールディングスが発表した2011年2月期第1四半期(10年3~5月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.5%減の432億円、営業損益は5000万円の赤字(前年同期は1億6200万円の赤字)だった。赤字店舗撤退に伴う損失や減損損失など7億円を特別損失として計上したことから純損益は7億円の赤字(前年同期は1億3400万円の黒字)となった。

 

 主力の牛丼関連事業は値下げを実施する競合チェーンが相次いだこともあり、客数が大幅に減って既存店売上高は13.9%減と2ケタの落ち込みだった。店舗については20店舗を新設する一方、不振店など22店舗を閉鎖、5月末での「吉野家」の国内店舗数は1183店舗となった。同事業の売上高は251億円(前年同期比5.1%減)、営業利益は3億円(57.1%減)だった。

 

 11年2月期通期の業績予想は従来通り売上高1750億円(2.6%減)、営業利益25億円(前期は8億円の赤字)、純利益1億円(前期は89億円の赤字)を見込んでいる。