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【三越伊勢丹】経費減で利益予想を上方修正、下期は早期退職募集

 三越伊勢丹ホールディングスは10月30日、2009年9月中間期(09年3月~9月)の連結利益を上方修正した。消費低迷で売上高は従来予想から20億円ダウンの6170億円(前年同期比12.5%減)となるものの、全社的な経費削減効果で営業損益は従来予想から16億円改善して4億円の赤字(前期は112億円の黒字)、純利益は21億円アップの41億円(前年同期比66.4%減)となる見込み。

 三越伊勢丹は傘下の三越で赤字店閉鎖や地方店の分社化などリストラを進めているが、今下期にはより一層の経費削減のため早期退職を募集する。従来からあったセカンドライフ支援制度を今下期に限って拡充、退職金を積み増すほか、募集対象年齢を35歳以上に拡大する。希望者は有期雇用の契約社員として再雇用する。募集期間は10月16日~11月30日まで。

 一方、伊勢丹も従来の転職支援制度を拡充する形で、10月1日~11月30日まで早期退職の募集を行っている。