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2011年2月期第1四半期、フジは減収増益、アークスは2ケタ増収

 愛媛県が地盤のフジが発表した2011年2月期第1四半期(10年3~5月)の連結業績は、売上高に不動産収入などを加えた営業収益は前年同期比3.1%減の745億円だったものの、約5億円の経費削減効果で営業利益は6.1%増の3億円となった。店舗については3月に食品スーパーの「ヴェスタ白島店」(広島県中区)を出店したほか、既存店の建て替えで「ヴェスタ新南陽店」(山口県周南市)をオープンした。11年2月期通期では営業収益2945億円(前期比2.7%減)、営業利益20億円(20.0%減)、純利益7億円(23.6%減)を見込む。

 一方、北海道最大手スーパーのアークスの第1四半期決算(連結ベース)は、昨年10月に札幌東急ストア(現東光ストア)を買収した効果で売上高が17.8%増の744億円と2ケタ増収を記録。営業利益は9.1%増の21億円だった。子会社の福原が1店舗を出店し、5月末でのグループ総店舗数は201店舗となった。11年2月期通期では売上高が3070億円(13.4%増)、営業利益93億円(5.2%増)、純利益52億円(3.0%増)となる見通し。