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【三越伊勢丹】3カ年計画見直し、12年度の営業利益200億円

 三越伊勢丹ホールディングスは11月9日、2010~12年度にかけての3カ年事業計画の見直し案を発表、12年度の連結営業利益目標を200億円とした。三越と伊勢丹の経営統合によって08年4月に発足した同社は08年11月に、09~11年度にかけての3カ年計画を発表。この時点では11年度に連結営業利益500億円の達成を目指すとしていたが、百貨店を取り巻く経営環境の悪化と予想を超える業績の下落を受けて、利益目標を大幅に引き下げた。

 投資計画については、前回発表の3カ年計画の1600億円から1100億円に削減する。主な内訳は、首都圏の旗艦3店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)への集中投資が420億円、システム・カード事業の関連投資が130億円、海外店舗など成長事業が90億円となっている。

 同日、三越伊勢丹が発表した09年9月中間期の連結業績は、売上高が前年同期比12.5%減の6171億円、営業損益は4億円の赤字(前年同期は112億円の黒字)、純利益は65.9%減の41億円だった。10年3月期通期での連結営業利益は20億円(前期比89.8%減)の見込み。