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【西松屋】通期の営業利益予想が一転減益に、12年2月期

 ベビー・子ども服専門店の西松屋チェーンは8月19日、2012年2月期の単独業績予想を下方修正した。売上高は従来予想より62億円少ない1244億円(前期比5.6%増)、営業利益は同じく20億円少ない73億円(9.8%減)となりそうだ。従来予想では15.6%の営業増益を見込んでいたが、一転して減益となる。

 

 3~8月期は新生児衣料やマタニティ用品、ベビーカーなどの大型育児用品が不振で、春物や夏物衣料の在庫処分による値下げが増えたことも利益を圧迫した。既存店売上高は7月までの5ヵ月間で前年同期比4.5%減、とくに6月は8.1%減と大きく落ち込んだ。

 

 通期では円高メリットがあり、販売管理費の削減にも取り組むが、8月までの不振を挽回できそうにない。同日修正発表した3~8月期の単独業績見通しは、売上高が前年同期比2.0%増の588億円、営業利益が28.7%減の27億円となっている。