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【全国百貨店】上半期の売上高は4.4%減、3年連続

 日本百貨店協会がまとめた全国百貨店の2010年上半期(1~6月)の売上高は3兆184億円で、既存店ベースでは前年同期比4.4%減だった。上半期での売上高前年割れは3年連続。過去最悪だった昨年上半期の11.0%減に比べれば下げ幅は縮小したものの、下落傾向が続いている。10年前の2000年上半期に比べると売上高は金額にして1兆1764億円、比率にして28%縮小した。

 

 同時に発表した6月の全国百貨店の売上高は約4924億円で、既存店ベースでは前年同月比6.0%減と28ヵ月連続のマイナスとなった。今年に入って下げ幅は縮小傾向にあったが、5月の2.1%減に比べて下落率が広がった。昨年6月に夏のセールを前倒しで実施した反動があったほか、中元商品も振るわなかった。

 

 主な百貨店の6月の既存店売上高は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越(4月に分社化した地方店舗を除く)が12.0%減、伊勢丹(地域子会社と閉鎖した吉祥寺店を除く)が6.4%減、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が1.7%減(地域子会社を含めると2.4%減)、高島屋が5.5%減(地域子会社を含めると5.6%減)だった。