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【米ホームデポ】既存店3.3%の増収、10年度第1四半期

 米ホームセンター最大手のホームデポが5月18日に発表した2010年度第1四半期(2月~4月)の業績は、売上高が前年同期比4.3%増の169億ドル、純利益が41%増の7億2500万ドルと増収増益だった。既存店ベースの売上高も3.3%増えた(海外店舗を除く)。前日に第1四半期決算を発表した業界2位のローズも既存店がプラス成長に転じており、米国では住宅市場の本格的な復調に先駆けてホームインプルーブメント市場が回復しつつあるようだ。ホームデポの既存店売上高(国内店舗のみ)は06年度から09年度まで3期連続でマイナス成長が続いていた。

 

 売上が好調だった要因についてホームデポのフランク・ブレーク会長兼CEOは、季節商品の売れ行きが良かったことと、客数が大幅に増えたことを挙げている。10年度通期の売上高は前期比3.5%増と比較的慎重な予想。住宅市場が上向いてくれば、売上高はもっと伸びそうだ。

 

 ホームデポは4月末現在で米国内に1976店舗を展開、そのほかカナダ、メキシコ、中国の店舗を合わせると総店舗数は2244店舗となっている。