イオンは7〜8月に東京電力・東北電力管内の総合スーパー、食品スーパーなど計370店舗で節電に取り組んだ結果、ピークタイムの電力使用量を昨年比で32%削減できたと明らかにした。
原子力発電所事故などの影響に伴う電力供給不足に対応するため、政府では大規模事業所などに15%の使用電力削減を求めていたが、イオンはそれを大幅に上回る節電を達成、社内目標である25%減もクリアした。
具体的には店内照明の一部消灯やスポットライトのLED(発光ダイオード)化など照明関連で17%、エアコンの設定温度の引き上げなど空調関連で10%、ペットボトル飲料や酒類の常温販売などで4.5%、その他で0.5%の削減を達成した。
9月以降も節電の取り組みを継続していく方針だ。