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コンビニ決算、大手3社が最高益、タスポ効果剥落で今期は低成長の見込み

 コンビニエンスストア大手5社の2009年2月期の連結業績は、たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」導入による客数増の効果で、営業利益はセブン-イレブン・ジャパンが前期比5.9%増の1780億円、ローソンが5.5%増の491億円、ファミリーマートが17%増の365億円と大手3社が揃って過去最高益を記録した。サークルKサンクスも9.1%増の230億円を上げたが、ミニストップはチェーン全店売上高は7.3%伸びたものの情報システム投資による負担などを賄えず15.7%減の63億円にとどまった。

 昨年6月から続いたタスポ効果が一巡するため今期は各社とも利益の伸びが鈍る。10年2月期の営業利益の予想は、セブン-イレブンが円高による米セブン-イレブン・インクの利益の目減りもあって0.2%増とほぼ横ばいの1785億円、ローソンは2.7%増の505億円、ファミリーマートも0.5%増とほぼ横ばいの367億円を見込む。サークルKサンクスは既存店売上高0.5%増を予想するがシステム投資の負担などから11.1%減の204億円となりそう。ミニストップは10%増の70億円を見込んでいる。