ワタミは29日、運営する焼き肉チェーン「焼肉の和民」の全メニューを429円以下に値下げすると発表した。食品やガソリンなどの値上がりが家計の重しとなる中、割安さを強調して来客数の増加を狙う。
649円の「ロース」や605円の「角切りハラミ」を429円に値下げする。現在429円の看板メニュー「ワタミカルビ」は15グラム増量。冷麺などのサイドメニューやビールなど酒類も429円以下に引き下げる。既に一部店舗で実施しており、4月19日までに全26店舗へ拡大する。
値下げの原資はロボットや配膳レーンの活用、メニュー数の絞り込みを通じて捻出する。記者会見した渡辺美樹会長兼社長は「客数を最低でも1.5倍、近い将来に2倍にする」と話した。