セブン&アイ・ホールディングス傘下の食品スーパー、ヨーク(東京都江東区)は3月18日、「コンフォートマーケット西馬込店」(東京都大田区)の店頭商品を注文から最短10分で宅配するサービスの実証実験を始める。
食品宅配サービスのスタートアップ企業、OniGo(東京都目黒区)と共同で実施する。対象となるのは、コンフォートマーケット西馬込店で取り扱う商品のうち、生鮮、総菜、加工食品の2080品目で、順次対象品目を増やす。
配送エリアは店舗周辺の約1.5km程度を予定。利用者が「OniGo」アプリで商品を注文すると、店舗に常駐するOniGoのスタッフが商品をピッキングし、配達担当が自転車などで商品を届ける。配達料は1回につき300円。
OniGoアプリを立ち上げると、商品の配達先がコンフォートマーケット西馬込店から半径1.5km圏内の場合、自動的に店頭商品が表示される。ヨークは店頭の在庫データを1時間おきにOniGoに提供する。
ヨークは首都圏で食品スーパー101店舗を展開している。一方、OniGoは食品、飲料、日用品を宅配するダークストア(配達専門のリアル店舗)専業として、2021年6月に設立された。