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コーナン商事、九州のHIひろせと資本業務提携

 コーナン商事は、ホームインプルーブメントひろせ(HIひろせ)と資本業務提携契約書を締結したと発表した。株式取得期日は5月17日の予定。

 HIひろせは、食品とホームセンターを組み合わせた「スーパーコンボ」を主軸に大分県内11店舗、熊本県内7店舗、宮崎県内2店舗、長崎県内10店舗の計30店舗を展開している。2017年5月期の売上高は363億円、経常利益が12億円で、売上高前年同期比は1.3%増、経常利益が7.1%増と堅調に推移している。

 一方、コーナン商事は現在、福岡県に3店舗、長崎県に2店舗を出店しているのみで、店舗網は手薄だった。

 九州エリアは、ナフコ、嘉穂無線(店舗名「グッデイ」)などの地元有力ホームセンターの他、最近ではコメリが勢力を伸ばしている。また、MrMaxなどのディスカウントストアもあり、ノンフード業界では激戦区となっている。コーナン商事としては、独自で勢力を拡大するよりも、地元の有力HCと手を組むことで、影響力を高めることを選んだ。

 なお、コーナン商事のHIひろせの株式取得後の持ち株比率は、10.01%となる見込み。