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米ペイパル、利用増で第3四半期業績と通年見通しが予想超え

ペイパルのベルリン事務所
10月23日、米決済サービス大手ペイパルが発表した第3・四半期の実質利益・売上高と通年の利益見通しは、いずれも市場予想を上回った。写真はペイパルのベルリン事務所で8月撮影(2019年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[23日 ロイター] – 米決済サービス大手ペイパルが23日発表した第3・四半期の実質利益・売上高と通年の利益見通しは、いずれも市場予想を上回った。利用者の増加が背景だ。株価は時間外取引で一時8.3%上昇した。

ペイパルの決済プラットフォームは、配車サービスのウーバーや電子商取引のイーベイ、動画配信のHulu、音楽配信のスポティファイなどのアプリで支払いに使われている。第3・四半期の総決済額(TPV)は前年同期比25%増の1786億7000万ドル。リフィニティブのIBESデータがまとめたアナリスト予想の1773億2000万ドルを超えた。

このため純利益は4億3600万ドルから4億6200万ドルに増加。特殊要因を除く1株利益は0.61ドルと、アナリスト予想の0.52ドルを大きく上回った。

売上高は19%増の43億8000万ドル。アナリスト予想は43億5000万ドルだった。

通年の調整後1株利益見通しは3.06─3.08ドルで、アナリスト予想は2.97ドル。