「アマゾンゴーは絶対に採算が合う」
元東急ハンズ執行役員で今年10月メルカリCIOに就任した長谷川秀樹氏は、こう言った。
アマゾンは、レジのないコンビニ「アマゾンゴー」を2021年までに3000店舗出店するといった。アマゾンゴーは、約130台のカメラがあるうえ、店内に、入口ゲート、酒類売場を見張る店員がいるため、採算性がどうなっているのか、という声が流通関係者からよく上がっていた。
しかし、そういった意見を長谷川氏は真っ向から切り捨てる。「汎用カメラは安く、1台数千円。仮に1万円としても、100台で100万円。キャッシャーの給料を考えると、簡単に採算がとれる」という。さらに、「実験店舗では約130台カメラが付いていると言われているが、実際はそんなに必要ないはずで、これからの店舗はもっと少ない可能性がある」と説明する。
あと3年で3000店舗という途方もない数字に見えるが、実現性は極めて高いと思う。近い将来、アマゾンゴーが日本に上陸する可能性も十分にあり得る。(T)