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独自のAIを活用した空調制御サービス「おまかSave-Air」 商業施設の快適性と省エネの両立へ

ショッピングモール

コロナ対策で換気量が増し空調コストが心配な2021年の夏、まったく新しい独自のAI(人工知能)自動チューニング機能搭載 空調制御サービスが、快適性と省エネの両立という、商業施設の「難題」を解決する

コロナ禍、スーパーマーケット(SM)をはじめとした商業施設では、例年以上に換気対策が重要になっている。これから暑い夏を迎えるなかで、十分な換気を維持しながらの空調コストの管理に頭を悩ませる事業者は少なくない。関西電力がこの7月1日より関電エネルギーソリューションKenesケネスとともに提供を開始した『おまかSave-Air』は、まったく新しい独自のAIチューニング機能を搭載した空調制御により、施設や店舗内での快適な空間づくりを可能にするものとして、注目を集めている。

店舗の「快適性」と「省エネ」の両立の課題を解決

 多くの買物客でにぎわう商業施設などのスペースでは、空調制御による「快適性」の提供という視点が第一に求められてきたが、コロナ禍により「安全・安心」を確保した上で、エネルギーコストのさらなる削減が不可欠となっている。商業施設のエネルギー消費の半分弱のウエートを占める空調も例外ではなく、デマンドコントローラーやエネルギー・マネジメントシステムの導入、あるいは人的対応によるさらなる省エネ対策を講じる必要が出てきている。また、地球環境対策としてCO2削減、脱炭素社会実現への関心も、年々高まってきており、商業施設においても省エネ目標の達成が社会から期待されている。

 「今の時代の商業施設には、快適性と省エネの両立が求められていますが、これまでのさまざまなサービスは、この課題の同時解決に応えられていなかったのではないでしょうか」と関西電力ソリューション本部の山口氏は語る。

 たとえば、導入のハードルが比較的低いとされているデマンドコントローラーは、暑さ厳しい夏、凍えるような冬といったとくに空調に負荷がかかる時期には、電力デマンドの削減(=電力基本料金の抑制)に効果を挙げるが、施設内の空調環境が損なわれがちであるうえ、年間での省エネという点からはメリットが得にくいといわれていた。一方、センサーを活用したエネルギー・マネジメントシステムの場合は、年間を通して効率性が発揮されるが、高価であり、運用には専門性が求められるため、導入可能な施設は限られる。最も手軽な省エネ対策は従業員によるこまめな空調管理であるが、現場スタッフに負担がかかり継続が難しいなど、いずれも課題の解決に満足できるものではなかった。

 そこで、関西電力とKenesが、従来の空調制御サービスで培った豊富な経験をもとに、独自の技術を採用して生まれた、選択可能なモードごとのAI自動チューニングを搭載した新しい空調制御サービス『おまかSave-Air』を開発した。空調室外機に外部制御用のコンピュータを取り付け、利用環境などに応じて独自開発のロジックで空調室外機を自動で制御することにより、快適性を損なわずに、空調エネルギーの省エネを図るというものだ。

『おまかSave-Air』の最大の特徴は以下の3点に要約される。

1.ヒートポンプ空調を、定格運転より効率的な「部分負荷領域」で運転する高効率制御

2.ONOFFではない、「きめ細やかな」デマンドコントロール

3.パートやアルバイトなど、空調や省エネの知識がなくても扱える「直感的操作」画面で、お客さまが所有のスマホやPCなどで「一括制御&効果の見える化」が可能

 

 「通常は、高効率制御により、自動的に快適性と省エネを両立させているが、より快適性を担保したい場合には『弱』、省エネ性を強めるには『強』にするといったモード選択もできます」(山口氏)。

 7月1日からサービス提供開始であるが、商業施設やSM、ドラッグストアでテスト導入したケースでは、快適な空調環境を維持しながら、空調にかかる電気代の1020%程度の削減という効果が得られており、十分にメリットを体感いただけるという。また、この『おまかSave-Air』は、メーカーの異なる複数の空調機が設置されている場合でも対応が可能で、メーカー保証も継続。設置工事も2~3日あれば完了する。

 これまでも、 快適性と省エネの両立をねらった空調制御サービスは各社からさまざまなタイプが提供されてきたが、初期投資が不要で、月々の安価なサービスコストだけで利用できるものは少ない。さらに、専門的な知識のないスタッフ(パート・アルバイト含む)でも、スマートフォン(スマホ)やPC、タブレットから、簡単に省エネ状況の確認やモード選択ができるなど、これまでの課題を徹底して分析し、真に商業施設に適した空調制御サービスのあり方が考え尽くされたものはこれまでに例がない。

 「あらゆる業種・業態で、環境対策へのかかわりが社会的に求められている一方で、店長など店舗内での正社員数が少ない今、スタッフのだれもが、スマホ操作を通じて簡単に省エネ活動に参加できるのも大きいです」と、同社ソリューション本部の林氏は、『おまかSave-Air』運用の社会的な意義にも言及する。

 『おまかSave-Air』の活躍が最も期待できる規模感は、室外機8台以上を運用する、店舗面積がおおむね3000㎡以上の施設だ。「1階がSM、2階に物販店が入っているような、多層階の物件ほど効果を実感しやすいです」(ソリューション本部の浅田氏)という。
また、よりコンパクトな店舗や商業施設にも対応できるミニタイプも開発中で、加えて本サービスは空調負荷の少ない春や秋も含めたオールシーズンの電気代削減につながるため、『おまかSave-Air』活躍の場は、今後さらに広がることは間違いない。

 現在、関西電力のホームページでは、『おまかSave-Air』の導入効果を簡単に試算することができる「10秒シミュレーション」を提供している。さらに、7月27日(火)に開催予定の無料セミナーの参加特典としてお申し込みいただける無料トライアル「お試しキャンペーン」を利用すれば、『おまかSave-Air』の効果をライバル企業に先立ちいち早く体感することも可能だ。

 気象庁の季節予報によると、2021年の夏は、全国的に平年以上の暑さが見込まれる。新型コロナ感染拡大により、例年以上に換気対策に注意する必要がある。今年の夏は、多くの商業施設において、快適性の維持と省エネ効果の両立が急務の課題となりそうだ。

 イベント情報

 違い実感! 省エネと快適性を両立

 AI自動チューニング機能を搭載した空調制御サービス 「おまかSave-Air」 のご紹介

 ・第1回:2021年7月27日(火)10:00~11:00

 ・第2回:2021年7月30日(金)10:00~11:00

 ・WebZoom)開催 / 各回定員300名(無料)

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