「業務改善」ではなく
「業務改革」が重要
過去5回の連載では、デジタル変革(DX)推進の準備編として、経営者の決意と推進体制の構築についてお話ししてきました。今回からは実践編として、企業におけるDX推進の具体的な方法について説明していきます。
最近、多くの企業がDXに取り組み始めていますが、業務改革に着手しないまま進めてしまうケースが増えてきています。DXという言葉の響きからか、システムを新規導入することと勘違いされ、多少の効率化はできるものの、大きな成果を得ることはできていません。そのような状況がなぜ起きてしまうのでしょうか。
DXのアプローチは大きく2つあります。1つは「業務改善アプローチ」であり、過去の延長線上で考え、企業や部門の視点での課題をシステム化していく方法です。そしてもう1つは、
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