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グーグル、2年以内に広告目的のクッキー利用制限へ

グーグルロゴ、チューリヒにて
米アルファベット子会社グーグルは、今後2年以内に同社のブラウザ「クローム」でターゲティング広告のためのクッキー(ネット閲覧履歴のデータ)利用を規制する計画だ。写真はチューリヒで2018年7月撮影(2020年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[14日 ロイター] – 米アルファベット子会社グーグルは、今後2年以内に同社のブラウザ(閲覧ソフト)「クローム」でターゲティング広告のためのクッキー(ネット閲覧履歴のデータ)利用を規制する計画だ。個人情報保護強化を求めるユーザーからの声に対応する。14日にブログで明らかにした。

対象となるのは、いわゆるサードパーティー・クッキーで、広告ソフトウエア会社などが自ら運営していないサイトでクッキーを使ってユーザーを追跡することを制限する。

アップルは2017年、同社ブラウザ「サファリ」において既に同様の規制を実施している。ただスタットカウンター社によると、クロームの世界市場シェアは、サファリの3倍以上の約64%に達する。

グーグルが今回、2年という達成時期を明示したのは新情報だが、業界では数カ月前からグーグルがこうした規制に動くことは予想されていた。一方アナリストは、グーグルにはユーザーのデータ収集に関して多くの手段があるので、クッキー利用制限は同社自身の広告事業には大きな影響を及ぼさないとみている。