三井住友カードは10月18日、キャッシュレスによる購買動向データを提供する新サービスを始めた。同社が発行するクレジットカードなどによるキャッシュレス決済のデータを分析し、カード加盟店や提携先企業、自治体などに提供する。
サービス名は「Custella(カステラ)」で、分析データをインターネット経由で閲覧できる「カステラ インサイト」と、取引先企業の要望に合わせた分析レポートを提供する「カステラ アナリティクス」の2種類がある。
三井住友カードが保有するキャッシュレス決済データを、個人や加盟店を特定できないように加工した上で、顧客属性、顧客行動、購買実績などの切り口で集計・分析して提供する。取引先企業のリピーター分析、新規顧客分析、商圏分析などに役立ててもらう。
取引先企業が持つPOSデータや、天候・口コミなど第三者のデータと組み合わせて分析することも可能。