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世界の民生用ドローン市場、10年で3倍増の143億ドルに=調査

ソマリア・モガディシュで撮影されたドローン
7月17日、世界の民生用ドローン市場は今後10年で3倍に拡大し、143億ドル規模になる──。写真はソマリア・モガディシュで撮影されたドローン。2017年5月撮影(2019年 ロイター/Feisal Omar)

[ワシントン 17日 ロイター] – 世界の民生用ドローン市場は今後10年で3倍に拡大し、143億ドル規模になる──。航空宇宙・防衛産業の調査会社ティール・グループが17日公表したリポートでこうした見通しを示した。

ティール・グループによると、今年の民生用ドローン市場は推定49億ドル。米連邦航空局(FAA)が徐々に飛行空域を開放していることや商業利用の広がりが、これからのドローン活用に追い風になるという。

民生用ドローンは現在、建設やエネルギー、鉱業などの業種の検査用としての利用が最も多い。次いで農家の種散布や作況分析などに使われている。

ただ民生用ドローン市場は中国メーカーが圧倒的なシェアを持っており、米政府や米国の企業からは中国政府が自国製ドローンを通じて重要データを入手することへの警戒感が広がっている。