クスリのアオキホールディングス（石川県／青木宏憲社長：以下、クスリのアオキ）は10月2日、愛媛県松山市と四国中央市に2店舗を同時オープンし、四国地方への進出を果たした。いずれも買収した地場の食品スーパー（SM）を業態転換したもの。生鮮3部門と総菜をすべて直営としており、これまでの生鮮フルライン型店舗からもう一段、生鮮を深掘りしたフォーマットとなっている。本誌ではこのうち松山市内の店舗を訪れ、生鮮を中心とした食品のMD（商品政策）を調査した。調査日＝2024年10月30日、文中の価格はすべて税抜価格
四国市場開拓の号砲!
10月2日、松山空港から市内中心部へと延びる幹線道路沿いに、「クスリのアオキ松山高岡店」（以下、松山高岡店）が開業した。同日オープンした「四国中央三島店」と合わせ、四国初出店の店舗となった。
●所在地： 愛媛県松山市高岡町297
●営業時間： 9：00～22：00
●開業日： 2024年10月2日
●アクセス： JR予讃線「松山」駅からバス約25分
同社は2024年3月1日、愛媛県内でSM15店舗を展開していたママイの株式を33.4％取得し持分法適用会社化。同年9月には同社を吸収合併している。今回オープンした2店舗はいずれもママイのSMを業態転換したものである。
ママイは「フレッシュバリュー」を主力ブランドに、県東部の東予地方を地盤としていた企業だ。23年8月期の売上高は
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