人口減少・人口動態の変化、ネット販売の成長と消費者の購買行動の変化、アマゾンに代表されるデジタル・ディスラプター(デジタル時代の創造的破壊者)の台頭など、流通業界を取り巻く環境の変化が加速しております。さらに、流通業界においては人手不足・人件費の上昇への対応を迫られるなかで、テクノロジーを活用した小売業のバリューチェーン全体の生産性向上やオペレーションの効率化・業務の省力化が経営の喫緊の課題となっております。
そうしたなかで、流通業はテクノロジーを活用して、拡大する顧客接点から得られるさまざまなデータ、外部データの収集・分析で、新しい知見や価値を発見し、より高度なデータ活用と市場・売上動向等の精度の高い需要予測によって、より競争力を高めた経営戦略へ転換することが求められております。
すでに先行している流通企業では、顧客データやIoT、ビッグデータ、AIから得られるデータを活用することによって、売場や来店客の状況に合わせた人員配置やレジ業務の省力化、効果的な販促や接客、店舗オペレーションの最適化、需要予測に合わせた発注精度向上による販売機会損失の低減化、サプライチェーン全体の最適化など、オペレーションの効率化による省力化、生産性向上に向けた取り組みが進みつつあります。
今回のカンファレンスでは予測・分析力で競争力を強化して成長するための小売業のデータ分析経営の未来戦略と注目企業の取り組み事例をご紹介いたします。
◆実施要項
【開催日】2018年5月24日(木) 13:30~17:00 (受付12:45~)
【開催場所】ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター 9F Room H
https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/roppongi/bs_roppongi_cc/access
【参加対象】小売業、流通業、消費財メーカーの役員、経営企画部門、マーケティング部門、営業企画部門、情報システム部門の管理職の方々
【参加定員】150名
【参加費】無料(事前登録制)
【お申込み方法】下記URLからご登録・お申し込みをお願いいたします。
【満員御礼・受付終了しました】
お申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
対象者以外の方に関しましては、お断りさせていただく場合がございます。
協賛企業の競合社からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※セッション内容・時間などは変更される場合がございます。
主 催: 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア
協 賛: SAS Institute Japan株式会社
◆スケジュール
■13:30~14:30 【事例講演】
「ワークマン データ経営による企業革新」
~データ分析で業務を効率化、収益力を高める~
株式会社 ワークマン
常務取締役
土屋 哲雄 氏
ワーキングウエアでチェーン展開するワークマンは2020年までの中期経営計画で「中期業態変革ビジョン」を掲げ、主要客層が減少していく環境変化のなかでデータ分析・活用によって、サプライチェーン業務を効率化して収益力を高める「データ経営」を徹底している。とくに力を入れているのが発注業務の自動化による省力化。過去の販売動向データを基に自動的に発注量を算出・決定する需要予測システムを導入して、店舗の発注業務の負担を軽減。発注業務の自動化は、商品欠品率を下げ、商品回転率の向上にも効果を上げている。
「データ経営」を全社的に根付かせ、現場のデータ分析力を高め持続的に成長できる企業体質への変革をめざすこれまでの取り組みとAI・テクノロジーによる省力化、データ分析・活用戦略の今後の展望についてお話しいたします。
<プロフィール>
1975年 4月 三井物産入社
1988年10月 三井物産デジタル代表取締役
1997年10月 三井物産経営企画室次長
2003年 6月 上海広電三井物資有限公司董事兼総経理
2006年 6月 三井情報取締役執行役員
2012年 6月 ワークマン常務取締役 情報システム部・ロジスティクス部担当
2017年 6月 経営企画部担当
■14:30~14:40 休憩
■14:40~15:50 【講演】
「流通業の生産性改革、需要予測活用戦略(ビッグデータ・AI)について」
アトムス 代表
角田 吉隆 氏
SAS Institute Japan株式会社
ソリューション統括本部 インダストリーソリューション統括部
マネージャー
井上 義成 氏
流通業界は少子高齢化の進行によるマーケットの急激な変化と人手不足・人件費高騰に加えて、異業種を巻き込んだ競合激化の真っただ中にあります。こうした環境のなかでマーケットシェア拡大とオペレーション改革(省人化)が急務になっています。流通業界の現場でのこれまでの取り組みを踏まえて、生産性向上に向けたオペレーション改革を実現するための『ビッグデータ活用』や『需要予測活用戦略』の取り組みについてお話しいたします。また、本セッションの後半では、アナリティクスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japanより、需要予測をはじめとした高度アナリティクスを業務活用につなげるために必要な要素と、これらの要素を網羅したSASの流通業界向けソリューションをご紹介します。
<角田 吉隆氏・プロフィール>
1978年から3年半の外資系コンピュータメーカー経験を経て、1981年ユニー株式会社IT部門に入社し、以後、MD・物流等々のシステム構築を担当。2002年から5年間IT部門長、2007年から10年間執行役員としてIT・ロジスティクス・ネット部門を管掌、また、経済産業省事業(流通BMS策定事業)の座長等々を歴任した。
2017年にユニー株式会社を退社し、現在は、個人事業主としてITの有効活用による生産性向上に向けた構造改革支援を行っている。
<井上 義成氏・プロフィール>
2015年 SAS Institute Japan株式会社 入社。
主に流通業のお客さま向けに需要予測や高度アナリティクスを軸とする、業務効率化や課題解決実現に向けてのソリューションの企画、提案、導入に従事している。
■15:50~16:00 休憩
■16:00~17:00 【事例講演】
「オムニチャネルを起点としたデータ分析アプローチの進化」
~ビッグデータを活用した新ビジネス展開とは~
株式会社 マツモトキヨシホールディングス
営業統括本部 営業企画部長
松田 崇 氏
マツモトキヨシホールディングスでは「オムニチャネルを起点としたCRMのさらなる進化」を重点戦略テーマに掲げ、多様化する顧客ニーズやライフスタイルの変化を的確にとらえ、顧客にとって価値のある商品とサービスの提供に注力しています。「LINE公式アカウント」によるクーポン情報やキャンペーン情報の配信、「マツモトキヨシ公式アプリ」の展開に合わせて、既存の会員カードとECサイトの会員ID・ポイントの統合を実施。店舗とECにおける在庫管理をリアルタイムで行えるようにして、店頭での取り寄せ・取り置きサービスにも対応、シームレスな購買体験の提供を実現しています。ID-POSデータ分析では、顧客属性データ、購買履歴データから顧客のDNAを推定して実店舗、ECでの品揃えや顧客別の販促を強化しています。さらに顧客データを活用したプライベートブランド商品の企画・開発、メーカーブランド支援事業にも乗り出し、ビッグデータを活用した事業展開にも積極的に取り組んでいます。マツモトキヨシホールディングスのデータ分析・活用の最新の取り組みについてご紹介します。
<プロフィール>
1996年、株式会社マツモトキヨシ入社。実店舗での店長経験などを経て、2000年より本部にて営業企画にまつわる業務に幅広く従事。現在は、グループ全体の店舗販促やマーケティングを担当するホールディングスの営業企画部長と、オンライン事業のシニアマネ―ジャーを兼務。さらに、経営企画部門の次長職も兼務することで各領域を俯瞰した視点からオムニチャネル基盤の構築とリアル店舗オンライン領域の戦略立案に取り組んでいる。
【お申し込み方法】
◆下記URLよりお申し込み下さい。
【満員御礼・受付終了しました】
お申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
対象者以外の方に関しましては、お断りさせていただく場合がございます。
協賛企業の競合社からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございます。
あらかじめご了承ください。
【個人情報の取り扱いについて】
今後のご案内・お知らせ、および主催企業と協賛企業の個人情報の取り扱いについて: ご登録いただいた住所やメールアドレス宛てに、事務連絡のほか、セミナー事務局より各種ご案内(事務連絡、セミナー情報等)をお送りする場合がございます。 ご提供いただく個人情報は本セミナーの主催:株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアと協賛:SAS Institute Japan株式会社の「個人情報保護方針」に基づいて管理するとともにセミナーのご案内や営業活動のために利用させていただきます。
※ 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアならびにSAS Institute Japan株式会社の「個人情報保護方針」は以下に記載したとおりです。
株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア
http://diamond-rm.net/privacy/
SAS Institute Japan株式会社
http://www.sas.com/ja_jp/legal/privacy.html
【本セミナーに関するお問合せ】
ダイヤモンド・ リテイルメディア・カンファレンス事務局
TEL:03-5259-5933(土・日曜・祝日を除く平日9:30~17:30)
E-mail:seminar@diamond-rm.co.jp