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「ウッドエバープロテクト」ユーザーの声を取り入れた新たなカラーバリエーションで登場=アトムサポート

アトムサポートは、水性の屋外木部塗料「ウッドエバープロテクト」に8色を追加発売した。より多様なエクステリアや外壁に合わせやすい色を求めるユーザーの声を受けてのもので、これまであまりなかったブルー系やグレー系の色を新たに展開。また、容量のバリエーションも増やし、多様な使用シーンへの対応も図っている。

耐久性の高さと発色性のよさが特徴

アトムサポート株式会社 営業本部営業推進戦略室室長 鹿山哲哉氏(左)、同営業本部営業推進戦略室 関口秀美氏(右)。営業推進戦略室は、ユーザーとのコミュニケーション強化を図るため、2021年4月に発足した新部門

 アトムサポートの「ウッドエバープロテクト」は、2012年に発売された商品。扱いやすい水性の屋外木部用塗料として登場し、水性ならではの低臭性と、高い耐久性、防かび、防腐、防虫効果などに加えて、下地の影響を受けにくい発色性のよさなどから、多くの支持を集めてきた商品だ。

 とくに耐退色性にこだわり、紫外線劣化防止剤(HALS)を配合。同時にUVカット機能を持たせることで色あせを防止し、耐退色性を高めている。

 アトムサポート営業本部営業推進戦略室室長の鹿山哲哉氏は「昨今は、近所に迷惑をかけないために低臭性へのニーズが高いほか、薬剤の効果が続いていても色があせると効果も続いていないと判断する傾向が強い。そうしたニーズに対応することを目的に開発された商品でした。当初植物に合う色として茶系中心のカラーバリエーションを揃えましたが、新たなニーズの変化で今回、8種類の新色を追加しました」と説明する。

古材風に仕上がりやすく、メーンの茶系と合わせやすい色を提案

新色を加えた新たなバリエーションを提案する「水性・屋外木部保護着色剤ウッドエバープロテクト」

 こうした新展開の要因となったのは、ユーザーの声だ。同じく同社営業推進戦略室の関口秀美氏は「DIYショウのブースに来ていただいた一般ユーザーや、バイヤーなどへのアンケートのほか、DIY専門店のワークショップに集まる方々への意見収集の結果、より多様なエクステリアや、外壁の色に合わせやすい色へのニーズが高いことがわかりました」と言う。

新色をワンポイントで部分使用するなど、さまざまなコーディネートが楽しめる

 こうしたトレンドを受けて、今回は、「オールドブラウン」「チャコールブラウン」などのほか、これまであまりなかったブルー系、グレー系の色を用意。メーンとなる茶系と合わせやすく、古材風に仕上がるオールドテイストカラーの充実を図った。また従来商品から色によって200㎖、7Lの容量のバリエーションを増やし、多様な使用シーンにマッチした容量が選べるようになっている。

 「昨年以降、コロナの影響を受けて家庭で過ごす時間が増え、住まいをより快適にしたいというニーズから塗料の需要も伸びています。当社としては、ビギナー層でも安心して塗料が使えるよう、YouTubeでのコンテンツ配信に力を入れており、初めての方でもペイントが成功できるようサポートしていく方針です」(鹿山室長)。

 木製家具などインドアの木部用塗料へのニーズも高まっており、同社製品の「水性アトム自然カラー」も好調。とくに明るい色合いのカラーの人気が高いという。同社では、こうした新たな需要層の開拓・定着に向けて、情報発信や商品開発に力を入れていく方針だ。