ニトリホールディングス傘下のニトリは9月6日、大型家具288品を最大で20%値下げした。10月からの消費増税前の買い替え需要を喚起するために7月26日から一部商品を先行して値下げしていたが、同日から対象商品を拡大した。
値下げしたのは、ダイニングテーブルやソファ、ベッドのほか、自社工場で開発・製造したプライベートブランドの「Nスリープマットレス」や「Nポケットソファ」など。
値下げによって、増税後の購入意欲の減退を抑える狙いもありそうだ。良品計画も8月30日から「無印良品」の秋冬シーズン商品約1100品目の値下げを実施しており、大手小売の間で価格政策の見直しを図る動きが広がる可能性がある。