マルサンアイの植物性ヨーグルト売上No.1※「豆乳グルト」は、お通じを改善する機能性表示食品としてリニューアル。「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」を含めた、植物性ヨーグルトNo.1ブランドとして売場でも存在感を示している。
※インテージSRI+植物性ヨーグルトカテゴリー 2019年11月~2022年10月累計販売金額
独自の植物由来乳酸菌による
とろりなめらかな舌ざわり
豆乳など植物由来の原料を使用した「植物性ヨーグルト」は、乳アレルギーを持つ人だけでなく、健康や環境負荷への観点などからも注目されており、市場は拡大を続けている。
2010年に発売されたマルサンアイの「豆乳グルト」は植物性ヨーグルトカテゴリーを代表するブランドだ。同品は、長野県木曽地方の伝統発酵漬物である「すんき漬け」から発見された植物由来の乳酸菌「T U A4408L」を使用。「豆乳グルト」に含まれる大豆イソフラボンは、「TUA4408L」の力により通常の大豆イソフラボンよりも腸内で吸収されやすいアグリコン型に変換される。
「豆乳グルト」の原材料はその名称の通り豆乳のみで、増粘剤や香料、甘味料、ゼラチンなどの添加物は不使用。乳酸菌「TUA4408L」がつくり出した粘りにより、とろりとなめらかな舌ざわりを実現している。また牛乳のヨーグルトと比較すると炭水化物の比率が低く、コレステロール0で大豆イソフラボンも摂取できるといった特長も持ち合わせている。
同品最大の特長である乳酸菌「TUA4408L」の働きについては、発売当初から論文を発表しその有用性を紹介してきたが、よりユーザーに訴求しやすいかたちとして機能性表示食品の取得をめざし臨床試験を実施。「お通じを改善する」というヘルスクレームを掲げた機能性表示食品として3月1日「豆乳グルト」をリニューアル発売した。
製造ラインを新設し、生産体制も増強
「豆乳グルト」はプレーンタイプの植物性ヨーグルト売上N o.1ブランドとして、11年連続で売上を拡大しているが、機能性表示食品となったことで商品特長をより訴求しやすくなった。プロモーションとしてイメージキャラクターに伊原六花さんを起用したテレビCMを製作したほか、ブランドサイトのデザインも一新。臨床試験結果や「豆乳グルト」が持つ健康面でのメリット、「豆乳グルト」を使ったアレンジレシピを紹介する。さらに店頭用に健康機能を訴求する販促ツールも準備している。
また、「豆乳グルト」のエクステンションとして展開しているのが、国産大豆の豆乳を植物由来の乳酸菌「TUA4408L」で発酵させた「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」。同品は通常の「豆乳グルト」よりも大豆固形分の比率が高く、濃厚でリッチな味わいが特長だ。
通常の「豆乳グルト」のメーンユーザーは40~50代の主婦層だが、「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」はシニア層や男性のユーザーも多く、国産大豆使用という安心感も影響し、好調に推移している。
マルサンアイでは今夏、現在の需要増への対応と今後のさらなる市場拡大を見据え、連結子会社である匠美の豆乳工場内に「豆乳グルト」の製造ラインを新設、生産体制を増強している。
同社では機能性表示食品を取得した「豆乳グルト」、国産大豆ならではの高級感や安心感を訴求する「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」の2アイテムを揃えることで、植物性ヨーグルト市場の活性化に貢献していきたいとしている。