
2024年のアパレル業界をめぐる主だった動きは次のとおりだ。
24年7月、ビジネスウエアを専門店大手のコナカ(神奈川県)が子会社サマンサタバサジャパンリミテッド(東京都:以下、STJ)を完全子会社化した。「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」などのブランドを運営するSTJは新規顧客の開拓に苦戦し、経営再建が急務となっていた。
24年9月には、「23区」「組曲」などのブランドを擁するオンワードホールディングス(東京都)がファッションブランド「WEGO」を運営するウィゴー(東京都)を完全子会社化した。製造や物流の効率化などのシナジー創出を推し進めるねらいだ。
24年11月には、アパレル物流会社のジーエフホールディングス(岐阜県)が出資する再生ファンドを通じ、「シュープラザ(SHOE PLAZA)」などを運営するチヨダ(東京都)の子会社でカジュアルウエアを販売するマックハウス(東京都)の株式をTOB(株式公開買付け)で取得。24年11月に連結子会社化している。
25年1月には、アパレル事業、プラットフォーム事業などを行う子会社45社を傘下に抱えるワールド(東京都)が、
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