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日経リサーチが商業施設の集客力ランキング発表、首都圏は3年連続で西武池袋本店が首位

 日経リサーチが発表した首都圏商業施設の集客力ランキング(2021年秋)によると、1位は3年連続でそごう・西武の「西武池袋本店」(東京都豊島区)だった。前年は食品・総菜を目的とした近隣からの来店が多かったが、今回の調査では埼玉県からの来店が増え、コロナ前の商圏に戻りつつある様子がうかがえる。

 調査は1都3県の商業施設約700カ所(一部圏外の大型アウトレットモールを含む)を対象に、2021年9月に実施した。首都圏の居住者約1万4000人に商業施設の利用状況などを聞いた。

 2位は三菱地所・サイモンの「御殿場プレミアムアウトレット」(静岡県御殿場市)で、前年の6位から躍進した。コロナ禍で長距離の旅行が難しい中、屋外型で安心して楽しめる場所として集客力を発揮した。そごう・西武の「そごう横浜店」(横浜市)も前年の12位から5位に順位を上げるなど、東京以外の施設の上昇が目立った。

 集客力上位100施設について、「施設を訪れてどんな印象を持ったか」(経験価値)を調査したところ、「解放感を感じられる」と「ワクワクした気持ちになれる」では南町田グランベリーパーク(東京都町田市)が1位、「ぜいたくな気分が味わえる」では銀座三越(同中央区)、「幸せな気持ちになれる」では東京駅一番街(同千代田区)がそれぞれ1位だった。

(日経リサーチ調べ)