インパクトホールディングスは売場写真をAI画像解析することで、店頭状況を把握する買い場分析システム「ShareWatcher」の導入を開始。同システムの活用で施策の達成状況や店頭の課題をいち早く見つけ、メーカー・流通小売双方にとって有益な店頭実現率の向上に貢献する。
「メーカー」と「消費者」の接点を活性化
「売場を元気に、日本を元気に、そして世界を元気に!」を事業コンセプトに、メーカーや流通小売、代理店向けに幅広いソリューションを提供するインパクトホールディングス。「メーカー」と「消費者」の接点である小売店の店頭を活性化することで、メーカーには商品やサービスをより多くの消費者へ届けるための⽀援、流通小売には買い上げ点数・客単価を上げるための売場・販促⽀援、消費者には商品やサービスを通じて得られる豊かな⽣活を実現するためのさまざまなサービスを提供している。
同社は店頭アクティベーションを実現するための事業会社を運営。店頭露出・店頭実現率を高めるラウンダー・販売員派遣を行う「インパクトフィールド」をはじめ、デジタルサイネージやリテールメディアを運営する「impactTV」、推奨販売員の派遣、催事イベント運営を行う「cabic」「サツキャリ」、販促プロモーションや店頭販促物製作を行う「impact connect」、マーケティングリサーチを行う「RJCリサーチ」、バックオフィスサービスの「ジェイエムエス・ユナイテッド」、人材派遣の「ジェイ・ネクスト」など、川上から川下まで、流通業界のフィールドマーケティングをワンストップで提供できる点が大きな特徴となっている。
流通小売業界への深い知見とフィールド業務で培った質の高いサービスを提供
とくに祖業であるラウンダー派遣業務で培った流通業界への深い知見と、多くの巡回・調査経験によるノウハウを土台とした質の高いサービスに定評があり、取引社数はグループ全体で1800社超、年間フィールド業務数は175万件超、累計店舗データベースは1000万DB超と圧倒的なボリュームを有する。
グループ企業のデータが集約された同社の店舗データベースは、売場・販促活動の蓄積データ、店舗の基礎情報、商圏・ショッパー属性、消費者の購買・意識データを組み合わせることで、クライアントの課題やニーズに合った企業や店舗を即座に抽出することが可能だ。
さらに2024年7月の組織変更により、事業会社の営業部門をインパクトホールディングスへ集約。店頭実現率の向上やマーケティングの効率化、購買までの後押し、バックオフィスのサポートまで、メーカーや流通小売が抱える悩みに合わせてフレキシブルに対応することが可能となっている。
小売店の増加、ニーズの多様化にどう応えるか
昨今の日本における店頭環境に⽬を向けると、SMやGMS、ドラッグストア、コンビニなどを含む国内の⼩売店舗は直近5年間で約4000店が新規開店しており、毎年のように店舗数は増加。また多様化するさまざまなニーズに応えるため1店舗当たりの取扱いSKU数も増加傾向にある。さらに慢性的な労働者不足も加わり、各店舗の正確な状況を把握することは難しい。
買い上げ点数・客単価を改善するための店頭展開に向けて解決すべき課題とは?
こうした環境もあり、エンド棚割り企画については、最終確定した棚割りの指示どおりに店頭展開ができていない、商品が欠品している、フェイス数が違う等、メーカー、流通⼩売双方にとって機会ロスが発⽣しやすい状況が出てきている。
インパクトホールディングスのグループ企業、インパクトフィールドでは年間94万件を超えるフィールド業務により店頭のアクティビティを最大限サポートする一方、「タイムリーに店頭状況を把握したい」という要望に応え、ラウンダーの業務レポートを一括管理できるフィールド業務管理システム「MarketWatcher Neo」を提供している。
ただし、店頭の状況を詳細に把握するためには、店舗ごとに売場や棚割りを撮影し、商品が配荷されているか、どの棚の位置で展開されているか、店舗ごとの売場に違いはあるかなどを画面上で⽬視し、ひとつひとつ確認する必要があった。
そこで同社は「MarketWatcher Neo」の拡張機能として買い場分析システム「ShareWatcher」を開発、2024年9月17日にリリースする。
AI画像解析により数値化店頭状況をタイムリーに把握
「ShareWatcher」は、ラウンダー業務時に収集している買い場情報や写真を「MarketWatcher Neo」に情報として格納。AI画像解析により、撮影した棚割りの写真から商品の配荷率や陳列SKUを可視化する買い場分析システムだ。
AI画像解析では自社の商品が棚に並んでいるかだけでなく、展開SKU数やSKUごとのフェイス数、同棚内でのSKU占有率、店舗ごとの棚本数や商品が陳列されている棚の位置など、定番棚・エンド棚ともに店舗ごとの本数・段数が自動的に数値データに変換される。
作業時間短縮、正確性も向上
店頭実現率の向上を課題と考えるメーカー・流通小売にとって、同システム導入のメリットは大きい。これまで人の⽬で確認していたことが、AI画像解析により自動化されたことで作業時間が短縮され、正確性も向上。チェーン・店舗ごとのカテゴリー展開スペースや本部指示の店頭が展開されているかをタイムリーに把握できる。さらにラウンド作業の効率が上がったことで店頭での追加作業や作業店舗の拡大も可能となる。
また「ShareWatcher」で可視化・数値化された内容はレポートとしてクライアントに提出されるほか、インパクトホールディングスの店舗データベースに蓄積される。そのため、リアルな店頭展開情報とPOSデータを組み合わせ、次回以降のラウンド計画の見直しや本部・店舗商談用の営業資料作成、売上のよい店舗の事例を基にした水平展開や売場指示書の作成など、数値データを根拠とした精度の高い売場提案が可能となる。
さらにインパクトホールディングスではラウンダーや推奨販売によるフィールドマーケティングだけでなく、リテールメディアや販促プロモーションなど多彩な機能のグループ企業を有することから、データベースを基に買い上げ点数拡大・客単価の向上などさまざまな提案が一気通貫で可能となる。
発売前のメーカー導入テストでは作業時間の削減やラウンド業務の質が向上するなど、今後の利活用が期待される「ShareWatcher」。年内は無償で試用できるキャンペーンを9月17日から実施する。インパクトホールディングスは多様化するクライアントのニーズに応え、サービス向上に努めるとともに、流通⼩売業界の市場開拓・市場活性化に貢献していきたいとしている。
年内は無償で試用できるキャンペーンも実施
さらにインパクトホールディングスではラウンダーや推奨販売によるフィールドマーケティングだけでなく、リテールメディアや販促プロモーションなど多彩な機能のグループ企業を有することから、データベースを基に買い上げ点数拡大・客単価の向上などさまざまな提案が一気通貫で可能となる。
発売前のメーカー導入テストでは作業時間の削減やラウンド業務の質が向上するなど、今後の利活用が期待される「ShareWatcher」。年内は無償で試用できるキャンペーンを9月17日から実施する。インパクトホールディングスは多様化するクライアントのニーズに応え、サービス向上に努めるとともに、流通⼩売業界の市場開拓・市場活性化に貢献していきたいとしている。
お問い合わせ
インパクトホールディングス株式会社
ifinfo@impact-h.co.jp
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