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「キリン氷結」が開拓した無糖チューハイという新カテゴリーの確かな手応え

「氷結 R 無糖」シリーズ
糖類・甘味料を一切使用せず仕上げた、甘くなく果実味が引き立つすっきりした味わいが特長の「氷結 R 無糖」シリーズ。定番のレモン、グレープフルーツ、シークヮーサーのほか、新たなフレーバーも投入していく

キリンビールの「キリン氷結 R 無糖レモン」は甘さのないすっきりした飲み心地で幅広い年代のユーザーを獲得し好調に推移。異なるアルコール度数での展開に加え、グレープフルーツやシークヮーサーなどのフレーバー拡充により、トライアルの獲得と無糖チューハイカテゴリーの躍進に貢献している。

食事に合う甘くないRTD 選べるアルコール度数も魅力

 酒税改正以降、ビール類からの流入に加え、コロナ禍で増加した家飲みユーザーも取り込み成長を続けるチューハイ(RTD)のカテゴリー。

 キリンビール「キリン 氷結R 無糖レモン」(4%・7%、9%、各350ml缶・500ml缶)は、糖類・甘味料不使用でありながらさわやかな果実味やすっきりとした飲み口で、2020年の発売以来、健康的価値とともにおいしさを求める幅広い年代から支持されるブランドだ。

 22年10月には新フレーバーとして「キリン 氷結R 無糖グレープフルーツ」(4%・7%、各350ml缶・500ml缶)、23年7月には「キリン 氷結R 無糖シークヮーサーALC.7%」を投入。

 「キリン 氷結R 無糖」シリーズは過去20年間に発売した同社のRTD史上、最速で販売本数10億本を突破した。

 ブランド発売当初の20年、無糖系の売上構成比はRTDカテゴリー全体の3%程度だったが、23年末には10%以上とシェアを拡大。「キリン 氷結R 無糖」が果たした役割は非常に大きい。

 「キリン 氷結R 無糖」はフレーバー展開のほか、飲みごたえや気分で選べるアルコール度数のバリエーションも特長の1つとなっている。

 今回伸長率No.1*となった「キリン 氷結R 無糖レモンALC.4% 500ml」について、マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当の弓削慎太郎氏は「かつてのRTDはALC.7~9%が主流だったが、現在はALC.5~7%が主流で、『キリン 氷結R 無糖』シリーズもALC.7%がボリュームゾーンとなっている。

一方、ALC.4%は『アルコール度数は低めがいいが、食事に合う甘くない味わいのRTDが飲みたい』といったライト・ミドルユーザーの新たなニーズに応えている」と語る。

キリンビール マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当 弓削慎太郎氏

「氷結R」本体リニューアル秋には新フレーバーも投入

 ストロング系や果汁系、レモンサワーなど、さまざまなRTDが存在するなか、「無糖チューハイ」という新たなカテゴリーを創出した「キリン 氷結R 無糖」シリーズ。キリンビールではブランド価値を高めるプロモーションにも力を入れている。

 イメージキャラクターには俳優の高橋一生さんを起用し、テレビCMをはじめWEB広告やSNSで情報を発信。23年12月からは「#ブームというより時代です」をテーマに、「キリン 氷結R 無糖」の魅力を各界の著名人が本音で語るグラフィック広告・WEBムービーを展開した。

 また24年3月にはシリーズ初となる期間限定フレーバーとして華やかなウメの香りが楽しめる「キリン 氷結R 無糖ウメALC.7%」を発売し、話題を集めた。

 今夏は、本体である「キリン 氷結R」の大規模リニューアルを実施。「スッキリしたおいしさで、すべてのお客さまの今日を明るく爽快にする」というコンセプトの下、爽やかなおいしさや明るくポジティブな世界観を伝えるコミュニケーションを展開していく。

 今秋の「キリン 氷結R 無糖」はロングセラーブランドである「キリン 氷結R」の傘の下、あらためてその魅力を訴求。10月には新フレーバーも投入し、無糖チューハイカテゴリーの活性化とともに、RTDカテゴリー全体の市場拡大に貢献していきたいとしている。

*KSP-POS(食品SM)にて2023年10月から2024年3月までの金額増減率でランキングを抽出。金額構成比1%以上の商品が対象(CGC商品は除外)。対象期間の前年10月までに出現のない商品は除外