[17日 ロイター] – 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)が17日発表した第3・四半期決算は、売上高と調整後利益が市場予想を上回った。広告収入や人工知能(AI)・クラウド商品への需要が好調だった。
国内経済の回復がマーケティング支出の拡大を促し、広告収入を押し上げた。AI、クラウド、自動運転分野への参入も業績に寄与した。
Rong Luo最高財務責任者(CFO)は、AI・クラウド事業の売上高が前年比73%増加したと述べた。
百度は昨年、北京でロボタクシーのサービスを開始し、自動車大手の吉利と電気自動車(EV)開発で提携した。
第3・四半期の売上高は319億2000万元(50億ドル)で、市場予想の317億1000万元をやや上回った。
調整後の利益は1ADS当たり14.66元。市場予想は12.81元だった。
百度は第4・四半期の売上高を310億─340億元と予想。市場予想は326億元。
傘下の動画配信サービス「愛奇芸(iQIYI)」は9月に契約者数が1億0400万人に達し、第3・四半期は6%の増収となった。