東南アジアではコロナワクチンの接種がハイスピードで行われており、一時期の厳格な行動規制からワクチン接種を条件とした制限緩和が進みつつある。ポジティブな雰囲気とともに日常生活を取り戻しつつあるなかで、日系の小売企業の存在感も再び目立つようになっている。コロナ禍の逆境をチャンスととらえ、市場の開拓を推し進めようとする果敢な姿勢が見て取れるのである。
それを象徴するかのような出来事が、筆者が住むマレーシアで起きた。三井不動産(東京都)が、大型ショッピングモール「ららぽーとブキッ・ビンタン シティ センター(BBCC)」を、首都クアラルンプール市内の一等地に1月20日にオープンさせたのだ。延床面積は約13万300㎡、店舗数は約400店舗という超巨大モールで、現地メディアでも大々的に取り上げられている。
ニトリが東南アジア初進出!国内人気チェーンが一堂に
三井不動産が運営するららぽーとは中国や台湾などではすでに出店しており、その人気ぶりは筆者の耳にも入っている。しかし、意外にも東南アジアでは今回が初めての出店となる。なお、
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