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ターゲット、食品・飲料部門好調の理由 サムズクラブの新リテールメディア

ターゲット、食品・飲料部門の変革で売上高が240億ドルに到達

 米ターゲット(Target)は近年、食品・飲料部門の変革をすすめており、同部門の年間売上高は2019年度から80億ドル(1兆2000億円:1ドル=150円で換算、以下同)以上伸長し、240億ドル(約3兆6000億円)に達した。

 同社は食品・飲料カテゴリーの品揃えにおいて、長年顧客から愛され続けているナショナルブランド(NB)、差別化の要となるプライベートブランド(PB)、著名人や優良企業とのコラボレーションブランドを3本柱に据え、提供価値(バリュープロポジション)を高めていく考えだ。

ターゲットのプライベートブランド「Good & Gather」

 19年8月には、高品質な商品を値ごろ感のある価格で提供するPB「Good & Gather( グッド& ギャザー)」を立ち上げ、年間約40億ドル(6000億円)を売り上げるまでに成長している。また、22年5月にはインフルエンサーのタビサ・ブラウン氏とのコラボブランド「Tabitha Brown for Target(タビサ・ブラウン・フォー・ターゲット)」を発足。ヴィーガン(完全菜食主義者)向けの「エンドウマメとバジルのヴィーガンラビオリ」などの商品を展開した。

 こうした食品・飲料部門の強化は、ターゲットの強みであるワンストップショッピングの利便性を高めるだけでなく、

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