ウォルマート、1兆円超の改装計画を進行
ウォルマート(Walmart)は過去2年間に合わせて90億ドル(約1兆3500億円:1ドル=150円換算、以下同)以上を投じ、1400を超える店舗の改装を実施した。全米規模の大がかりな店舗改装は今なお進行中だ。
10月30日には30州に所在する117店舗を5億ドル(約750億円)かけて改装し、同日オープンした。1日にこれだけ多くの店舗を改装オープンしたのは、ウォルマートの歴史のなかでも初めてのことだ。
改装の内容は以下のとおり。大半の店舗は売場面積を拡大。従業員も買物客も過ごしやすい空間づくりをめざすほか、より現代的な買物体験を提供できるよう、デザインしている。
売場には新しいデザインの看板を設置し、ショッピングカートはすべて新しいカートに交換。レジまわりは顧客からの意見をもとにつくり替えた。
売場の各所に、買物客が新商品と出合えるよう新しいディスプレーを採用したのも特徴の1つだ。ほかにも、大容量の商品を包装から取り出し、買物客が中身を見たり触れたりして確認できるようにした。
レジ近くには「ダラーショップ」を新設。1ドル・3ドルといった5ドル以下の均一価格で季節商品を中心に品揃えする。「グラブ&ゴー」では、サンドイッチや飲料などの即食商品を取り揃えた。
さらに、地域社会との結びつきを強めるため、
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