[ローリー(米ノースカロライナ州) 27日 ロイター] – 米年末商戦の幕開けとなる感謝祭翌日「ブラックフライデー」の今年のオンライン支出は、新型コロナウイルスへの懸念や供給制約などで、前年から小幅減少した。一方、実店舗の客足は前年よりも増えた。
アドビ・アナリティクスによると、26日のオンライン支出は約89億ドルで、前年の90億ドルを小幅下回った。感謝祭当日25日のオンライン支出は51億ドルで前年比ほぼ横ばいだった。
米小売り各社は、サプライチェーン(供給網)の制約で年末にかけて品不足となるのを避けるため、9月からオンライン販売に力を入れてきた。
人手不足やコロナ禍で今年も感謝祭日に実店舗を休業した小売店が多かった。Sensormatic Solutionsのデータによると、26日の客足は前年比47.5%増加した。ただ、19年比では28.3%減となった。
カナダの電子商取引企業ショッピファイによると、同社プラットフォームでスマートフォンを使い購入した人の割合は72%で、前年の67%から増加した。