[パリ 7日 ロイター] – フランス農業省は7日、今年の国内ワイン生産量が前年比29%減の33億3000万リットルに落ち込み、集計開始以来で最低になるとの見通しを示した。
過去5年平均比では25%の減少となる見込み。
ブドウ畑が春の遅霜の打撃を受けたことが大きく、夏の大雨でブドウ果実や葉を枯らすウドン粉病が発生したことも響くとみられている。
今年のワイン生産量は、やはり春の遅霜で落ち込んだ1991年と2017年の水準をも下回る見込みとした。
主要産地別の前年比減少率は、病害が広がったシャンパーニュが36%減、遅霜やひょうの打撃も大きかったブルゴーニュ・ボジョレーが47%減、ボルドーが25%減、ラングドック・ルーションが水不足の影響もあって32%減と予想されている。