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米ウォルマート、供給部門で2万人追加採用へ 休暇の繁忙期見据え

ウォルマートのロゴ
9月1日、米小売大手ウォルマートは、休暇シーズンの繁忙期に向けサプライチェーン部門で2万人を追加採用する計画を明らかにした。写真はシカゴで2019年11月撮影(2021年 ロイター/Kamil Krzaczynski)

[1日 ロイター] – 米小売大手ウォルマートは1日、休暇シーズンの繁忙期に向けサプライチェーン部門で2万人を追加採用する計画を明らかにした。同社を含む同業各社は、物流と労働者不足に苦慮している。

採用はウオルマートとサムズ・クラブの配送拠点や注文処理などを行なうフルフィルメントセンターおよび輸送拠点250カ所が対象。業務形態はパートタイムとフルタイムが混在、貨物処理からリフト操作まで広範囲にわたる。ただ、今回の追加採用に伴うコストは明らかにしていない。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う全米規模の労働者不足を受け、多数の小売り業者が繁忙期となる休暇シーズンに店舗や倉庫で充分な労働者が確保できない事態を懸念し、今年は相次いで賃上げに踏み切っている。

ウォルマートは1日、サプライチェーン部門で採用する人員の平均時給は20.37ドルと発表。今月には米国の時間労働者の平均時給を15.25ドル以上に引き上げた。