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ユーロ圏景況感指数、8月は117.5に低下 販売価格予想が過去最高

独ベルリンの屋外で集まる人々
8月30日、欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した8月のユーロ圏景況感指数は117.5と、市場予想を下回った。ベルリンで6月撮影(2021年 ロイター/Annegret Hilse)

[ブリュッセル 30日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した8月のユーロ圏景況感指数は117.5と、市場予想を下回った。

フランスとオランダで楽観的な見方が大幅に後退した。販売価格の予想が過去最高を記録した。

7月の同指数は、過去最高の119.0だった。

すべての主要セクターで楽観的な見方が後退した。製造業景況感指数は13.7と、前月の14.5から低下。サービス業景況感指数は16.8と、前月の18.9から低下。消費者信頼感指数はマイナス5.3と、前月のマイナス4.4から低下した。

一方、製造業の販売価格期待指数は過去最高を記録。消費者インフレ期待指数も31.1と、前月の30.0から上昇した。ただ、過去最高の38.7は、依然として大幅に下回っている。

雇用期待指数は1.2ポイント上昇の112.8と、2018年11月以来の高水準。建設、小売り、サービス業の人員採用計画が寄与した。

国別では、フランスの景況感が4.5ポイント低下と、最大の低下を記録。次にオランダが続いた。イタリア、スペインも低下。ドイツは0.3ポイントの低下にとどまった。