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マクドナルド、英店舗でミルクシェーク販売停止 供給網の問題で

マクドナルドの看板
8月24日、米ファストフード大手マクドナルドは、サプライチェーン(供給網)の問題から、英国の全店舗でミルクシェークとボトル入り飲料の提供を停止したと明らかにした。写真はカリフォルニア州サンディエゴで2015年3月撮影(2021年 ロイター/Mike Blake)

[ロンドン 24日 ロイター] – 米ファストフード大手マクドナルドは24日、サプライチェーン(供給網)の問題から、英国の全店舗でミルクシェークとボトル入り飲料の提供を停止したと明らかにした。

同社は問題の詳細を明らかにしていないが、可及的速やかにサービスの復旧に努めているとしている。

英国およびアイルランドの広報担当は「サプライチェーンの問題により、少数の商品の供給に影響が出ている」と説明。「イングランド、スコットランド、ウェールズでボトル入り飲料とミルクシェークの販売を一時停止している」とした。

英国の小売店や飲食店は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、ドライバー、とりわけ重量物運搬車のドライバーと、食品加工スタッフの不足に苦慮している。

業界団体によると、ドライバー不足は米国や他の欧州諸国でも起きているが、英国の欧州連合(EU)離脱を受け、英国では一段と深刻になっている。

パンデミックの影響で新規ドライバーにとって訓練や資格獲得が難しくなっている一方、英国は欧州出身ドライバーの流出に打撃を受けている。英ロード・ホーリッジ・アソシエーションによると、英国が1月にEUを離脱して以来、約3万人のドライバーが働くのをやめたとみられる。