[ロンドン 11日 ロイター] – 英料理宅配サービス大手デリバルーは11日、上半期の注文金額が2倍以上に増えたと発表した。英国でレストランの営業が再開されたが影響は限定的だった。
ウィル・シュー最高経営責任者(CEO)は新型コロナウイルス対策の規制が緩和されたが、料理と食料品共に注文は堅調だったと述べた。
取引総額(GTV)は102%増の33億8600万ポンド(46億8000万ドル)となった。
上半期の売上高は82%増の9億2250万ポンド。コア営業損益は2700万ポンドの損失となり、赤字額が前年同期の3030万ポンドから減少した。
通期のGTVは50─60%増、粗利益率は7.5─8.0%の範囲の前半になるとの予想を据え置いた。
ドイツの同業デリバリー・ヒーローは先週、デリバルーの株式の5.09%を取得した。これを受けデリバルー株は上場来高値を更新した。
シュー氏はデリバリー・ヒーローの株式取得後に同社のニクラス・エストベリCEOと接触していないと明らかにした。株価が割安だったためデリバルー株を購入したのではないかと述べ「単なる金融上の投資」との見方を示した。