メニュー

ユーロ圏景況感指数、5月は3年ぶり高水準 インフレ期待も上昇

ベルリンのカフェ
5月28日、欧州連合(EU)の欧州委員会が28日発表した5月のユーロ圏景況感指数は前月から4ポイント上昇し、3年ぶり水準の114.5となった。ベルリンで21日撮影(2021年 ロイター/Christian Mang)

[ブリュッセル 28日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州委員会が28日発表した5月のユーロ圏景況感指数は前月から4ポイント上昇し、3年ぶり水準の114.5となった。ロイターがまとめたコンセンサス予想(112.1)も上回った。新型コロナウイルスの制限措置が緩和され、サービスや小売りが大きく改善した。

サービス業景況感指数は前月の2.2から11.3に上昇。予想の7.5も大きく上回った。

小売業の景況感はマイナス3.0から0.4に改善。消費者信頼感確報値はマイナス5.1で、マイナス8.1から上昇したほか、長期平均のマイナス11.0も大幅に上回った。

製造業の景況感は11.5、建設業は4.9とそれぞれ上昇した。

インフレ期待も高まり、今後12カ月間の消費者インフレ期待指数は19.6から22.2に上昇し、長期平均の18.6を上回った。

製造業の販売価格期待指数は29.9で、4月の24.2から上昇して過去最高となった。