[ワシントン 13日 ロイター] – 米労働省が13日に発表した4月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.6%上昇した。前年同月比では6.2%上昇。3月の4.2%から加速し、2010年の統計改定以来の大幅な伸びとなった。
市場予想は前月比が0.3%上昇、前年同月比が5.9%上昇だった。
サービスが0.6%上昇し、PPI全体の上昇の3分の2を占めた。3月は0.7%上昇していた。モノは0.6%上昇。3月は1.7%上昇だった。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「経済再開やサプライチェーン(供給網)を巡る問題、世界的な半導体不足によりインフレ圧力は高まっている」と述べた。
前日発表の4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、総合指数が前年比4.2%上昇し、08年9月以来、約12年半ぶりの大幅な伸びを記録した。